交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい

何がしたいのか分からないうちに終わっちゃった。
エウレカセブンの魅力って、月光号を出た後戻ってくるレントンしかり、そんなレントンに嫉妬したけれどもタルホに諭されるホランドしかり、誰かかしらが葛藤したあと乗り越えるっていう、実は古今東西普遍の単純な要素だったと思ってるんだけれども、それがこの映画には無いよね。
レントンホランド達も割と最初から最後まで一途で、あまり大した葛藤が見られない。と言うか、レントンなんて常に(偽)ホランド達に対して一定の距離があって、葛藤するほどの人間関係構築したように見えないし、エウレカを助けたいって徹頭徹尾一途だよな。(偽)ホランド一派の中ではハップとかタルホとか微妙な葛藤があったっぽいけれども、ハップさんがあまりに悪過ぎて、この人何言ってるのといった感じでついて行けなかった。
ハップさんが超悪い人になってるのにはウケたなぁ。テレビ版とはパラレルだということは理解しているんだけれども、不思議成分の抜けたエウレカがあまりに普通の(アニメの)女の子として描かれてるのにも違和感を拭いきれなかった。
とにもかくにもよく分からなかったというのは、ある意味エウレカらしいかもしれないと帰りしな思った。