キャシャーン Sins 第8話「希望の賛歌」

ジャニスが音楽堂で歌っている間、外でキャシャーンが戦ってる場面のキャシャーンが超格好良かった。いつもキャシャーンが戦ってる場面って狂気しか感じないんだけれども、今回のはジャニスと音楽堂の中のロボット達を守るっていう意思を強く感じて良かった。キャシャーン、誰かを守るために戦うこともしばしあるけれども、いっつも狂気の方向に行っちゃって、見てるのが重いんだよ。今回はバックの音楽が大分和らげるどころか、感動的な方向に持って行ってくれて素晴らしかった。
あと、構図も格好良かった。歌い出す前に、外には無数のロボット達が向こうの大地を埋め尽くして粛々と歩いてくるのを、キャシャーンは跪いて下を向いて待ち構えてる場面が、これから起きることの大きさとキャシャーンの決意が感じられてよろしかった。
体をしならせながら空中を右に左に上に跳んでいるのも格好良かったな。キャシャーンの力強さを感じる。自分、人でもメカでも基本的に空中での動きが好きなのでグッと来た。
で、ラストに屍の山に立ち尽くすキャシャーンも、なんだか悲哀な感じがいい。狂気じゃなくて悲哀が感じられたのがいつものキャシャーンと違って素晴らしかったです。
EDロール見てびっくりしたんだけれども、あの挿入歌日本人って言うか、リューズ役の人が歌ってるのか。上手い。