地球へ…(劇場版)

TSUTAYAF91を借りに行ったら何故かこれを借りて帰ってきました。
内容はめちゃめちゃダイジェストだった。正直テレビ版を先に見てたから勝手に脳内フォローが行われたけれど、見てなかったら全然意味不明だったと思う。
まあ、なんのかんの言いながらナスカでの農作業をするジョミーや、収穫を祝うミュウ達の表情や動作がとても喜びに満ち溢れているのは微笑ましかったが、一方人類軍によるナスカ殲滅の描写がそれとは対照的かつテレビ版よりもさらに凄惨なのが印象的だった。キャラクターにもう少し感情移入できるような作りになってればもっと思うことがあったんだろうけれど、ともかくほとんど絵の凄惨さが心に留まる場面でした。
凄惨といえばラストの地球崩壊シーンも次々と主に地球住民が死んでいったけれど、人物描写が甘々なのであんまりグッと来なかったなあ。ともかく途中の展開を端折り過ぎてる故に、人物の心情を推し量ることが難しいのが惜しまれる。あと、演出的に見せ場が特段無かったなっていうか、盛り上がる場面が凄惨な場面になってしまってて盛り上がりきれなかったのも残念。人物の周りをカメラが周るような感じの場面が何点かあったのは好きだけれどね。エウレカのED見て以来その演出方法が好きになってしまった。
とにもかくにも映画としていまいちだった。

地球へ・・・ [DVD]

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