ベクシル −2077日本鎖国−

先週末見たんだけれど、大して期待せずに見に行ったおかげで意外と面白かった。
モーションキャプチャーって、人間の微妙な揺れを再現しすぎる嫌いがあってそれに違和感を感じることがしばしば自分はあるんだけれど、これの3DCGのキャラは動きはほとんど違和感無く見れて問題無かったです。表情は、光の当て方と影のつけ方をもうちょっとどうにかするとよりリアルになるだろうけれど、やり過ぎると不気味の谷を越える可能性があるので、まぁベターなところなんでしょうか。シミひとつ無い肌が見てて気になったけれどアニメキャラにあっても逆に嫌かもとも思った。
ストーリーは特に語ること無いです。2時間の中で無理せずにすむ範囲で収めてあるんじゃないでしょうか。あえて言うとハイテク鎖国みたいな面白い設定をもう少しいかしてたら、SF好きはより満足。
んで、最大の見所はスピード感あふれるメカ描写。港から不法上陸した人を主人公が属する軍隊みたいな組織が追いかける場面とか、反政府活動家が敵組織に進入する際のカーアクションとか息をつかせぬスピード感でめちゃめちゃ楽しかった。CGの本領発揮って感じです。CGの本領発揮といえばギャグだかギグだか名前忘れたけれど、プルトップの集合体みたいな機械が地に潜りは出てを繰り返すんだけれどその質量感が圧倒的で迫力があった。
ともかくお話が物足りないのを除くと、割りと良い3DCGアニメでした。制作のOXYBOTには今後期待してみる。