屍姫 玄 第9話「生者の価値」

マキナと北斗が戦ってる場面で、水の中に落とされたマキナが復活して、光厳宗ご一行様が現れる場面が格好良かった。
マキナもう駄目かなぁと思わせる場面で、謎のお経が響き出したかと思いきや、ラテン気味なBGMが聞こえてきて明るい兆しを感じさせて、次に北斗をおもいっきしぶん殴るのが力強さを感じさせてとてもよかった。そこに駆けつける援軍の光厳宗も数があって壮観だった。援軍が来て劣勢を一気に跳ね返すって毎度のことながら燃える展開だ。
あと、マキナ復活後の決め台詞が前向きなのがとても印象的だった。赫紗と嵩柾がわざわざ解説してくれたけれども、七星を倒すっていう未練よりもオーリを助けに駆けつけるのが、以前のオーリの命を危険にさらしてまでも七星を倒すこと以外眼中になかった頃と比べると、全然力を行使するベクトルが変わってていいな。んで、七星のアジトを離れるときのマキナの後ろ姿が、逆行の中ゆるやかに髪が風に煽られて神々しくて雰囲気があったなぁ。


次にBパート後半のオーリwithマキナの対屍戦も色々見応えがあった。
マキナ登場シーンでいきなり屍の攻撃をくるくる跳んで交わしてる場面が見入ってしまった。何度も書いてるけれども、自分メカでも人でも空中での動作が好きなので、あれだけの空中でくるくる動いてくれると楽しいことこの上ない。
オーリが腕を突き出して錫杖を屍に押し込んでる場面は、人物をちょっと斜めから撮っていて、顔から指先まで画面いっぱいに広がってて、例え動きが少なくてもオーリの力強さを感じられてよろしかった。かとおもいきや、最後マキナをどセンターに置いてちょっと引いた絵も、後ろから射す夕日が重なって圧倒的優位性を示して高揚感を誘われて良かった。この戦闘の場面では、マキナが基本的に上からオーリを見守っているのが印象的だった。マキナ結構変わったな。