海のトリトン 第2話「トリトンの秘密」

「海の平和のために戦え」、「トリトン族のために戦え」、父母の残したその言葉を聞き、トリトンはどうして戦わなければならないのか、トリトン族とは、ポセイドン族とは何なのかを亀のメドンに尋ねる。「トリトン族は海を愛するもので、ポセイドン族は海の平和を乱すもの」と返ってきた答えに「それだけか」と言い放ち、「何が戦ってくれだ。何がトリトン族だ。何が海の平和だ。知るもんか。」と父母の形見のほら貝を投げ捨てる。
1話で割とオーソドックスに肉親との別れと旅立ちを描いていたので、そのまま疑問を抱かず敵をワッサワッさ倒していくタイプの話かと思いきや、いきなり主人公がヒーローたる事を拒絶しているこのくだりが面白かった。しかも「知るもんか!」ですよ。ハゲはいつの時代もハゲで素敵。