ストレンジドーン 第3話「いつかのような暗い夜に」

相変わらずちびっ子のくせに人間関係が濃い。こういう絵柄にする必要性が謎だけど面白いのでオッケー。
宮部さん(ようやく主人公の名前覚えてきた)が靴を脱いでみんな赤面しちゃうのは、ダールがちびっ子の女の靴を無理矢理脱がせようとするあたりから性的な意味を持つらしい事がわかる。どちらか片方の場面だけしか描かれなかったならば無意味になるか意味不明になるところだけれど、相互に補完し合う事で前者は元の世界とちびっ子世界との習俗の相違を突きつけ、後者はダールの性格と想いを同じ題材で描けていて上手い。
前回気にしていたトイレもどうやら岩場の影でしているらしく、「こういうのに慣れちゃうのかなぁ」と今まで頑なだった宮部さんの諦観の一端を表現しているかと思えば、外でするのは気持ちいいかもと言う夏野さんもいて、これまた同じ題材で2人の性格の差なんか表現してて上手い。
全体的に話の構成に無駄が無く素敵。