東のエデン 劇場版I The King of Eden

良くも悪くも東のエデンだった。とりあえず、劇場版にする必要をあまり感じさせてもらえなかったのは残念だったけれども、あのまったりした感じの中でも地味に問題提起してくる雰囲気は好きだな。2万人の高等遊民とか、東のエデンが養ってんのかしら?春日の言い分も分からなくはないけれども、ニートにしれみれば働くようになっただけ社会に十分貢献してるんじゃないかと思うんだけれど、同じ土俵に上がってこられたからには同じ条件で働け!って思うのも仕方ないし、ニート題材に扱ってるけれども何らかの方向性は示唆するつもりがあるのかしら?TV版の最終回で"コイツらは直列につないでやると凄いんだ云々"は割と程よい落しどころだと思っていたので、まだニート引っ張ってきたのはちょっと意外だった。でも、そんな微妙に問題提起する雰囲気は好きだからいいけれど。
あと、ジュイスがテレビに比べてずいぶんと砕けてたのが何の予兆か気味が悪かったけれども、最後の展開にはちょっとじんわりきた。つーか、それも含めて敵であるはずの他のセレソンである黒羽さんが滝沢の味方をしてくれているのが良かった。他のセレソンといえば、院長とかも生きてて良かったな。でも、劇中でも言われていたけれどもだったらセレソンとは何なのか?
結局、劇場版第1作では未だに何も解決していないんだよなぁ。